免許があっても転職活動は大変

医師不足と言われ、免許さえあればどこでも働けるといわれている時代。
しかし、実際には、教授の紹介や先輩の伝などをフルに使って転職活動をしている先生方の中には、いざ勤務し始めてみると思ったような技術がつきにくい、と悩んでいる方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
研修先に悩んだり、後期研修が終わった後、途方にくれるのはあなただけではありません。

なんとなく激務を選択していませんか

医者というのは元来狭く深く突き詰めていく人が多いと言われます。
初めのころは「今からゆっくり専門を決めていけばいいよ」といわれていても、ふと何気なく2年間を過ごし、3年目になって、急にあせるという話は良くあることでしょう。
医師転職の成功と失敗の分かれ目は、もうこの時期から始まっています。

一度実務に入ってしまうと、その仕事量や新しい環境に適応するためにあれこれとやっている間に、時間は思ったよりもすぐに来てしまいがちです。

大切なこととして、自分の適性は何か、持ち味は何かといったことを十分に理解する必要があります。
できることなら誰もが華々しい主要科でバリバリと長年やっていきたいものです。
しかし、本当の最先端と呼ばれるところは例に漏れず人使いが荒かったり、絶え間ない激務であることが多いものです。
近年こうした環境で早々につぶれたり、抜け殻のようになってしまう後期研修医の先生が少なからずおり、せっかくのキャリアに傷をつけてしまうことも多いのです。

理想は大切です。
もちろんこれがないと方向が定まりません。
しかし、現実としては、実務でゆっくり考える時間もなく、舞ってくれる環境にもなかったりします。
もし、方向性は同じでも、環境的にすごしやすそうである職場を見つけた場合、長くやっていくことを考えると、案外その若干レベルは落ちてもすごしやすそうな環境が功を奏することが多くあるのです。

自分の適性は第三者目線が入ると変わり易い

そうはいっても、なかなか割り切れないことが多いのも事実です。
一度選んでしまったら早々簡単に変えることなんてできません。

大切なことは、ある程度空いた時間で自分自身を知り、そして確かな情報収集をすることです。
そのためにはコンサルタントを活用するという手があります。

コンサルタントは、医師免許を持っていないことも多いものです。
しかし、現実に働く社会人としての医師を誰よりも多く見ているのは間違いありません。
こうした観点から見ると、コンサルタントの第三者視点を入れながら自己分析をしていくのが失敗を防ぎやすいといえます。

一度すべてをまっさらにして、紙に自分の理想の職場を書いてみましょう。
残業が少ない、人間関係が良い、専門性が確保できる、何でもかまいません。
そして、あげた項目をさらに詳しく説明できるように、数個その説明を考えていきましょう。
コンサルタントは、出来上がったこの分析があると、かなり有利に転職希望の病院を探すことができるでしょう。